20代のころは、たくさんある「お肌にうるおい」ていう広告を見て、なんでそんなに?と思っていました。
今やその重要性がよくわかります。
若いうちからちゃんとケアしなきゃダメよ、と昔の自分に言ってやりたいです。
保湿とは
保湿とは、肌の角質層に十分な水分が保たれている状態のことを言います。
角質層の約80%はたんぱく質でできていて、残りの約20%が水分です。この20%の水分がしっかりと保たれた状態が、保湿された肌ということです。
保湿された肌は、肌のキメが整っていてハリやツヤも感じられるようになります。
この状態を美肌と言います。
人間の体を覆っている皮膚には、紫外線や乾燥・雑菌・ほこりなどの外部刺激から体を守ってくれるバリア機能があります。保湿されている肌ではこのバリア機能も正常に働いてくれます。
三大保湿因子
肌が保湿された状態を保つために3つの要素が関係しています。
- 肌の一番外側を覆っていて水分の蒸発を防ぐ「皮脂膜」
- 角質細胞内にあって水分を保持する「天然保湿因子(NMF)」
- 角質層の細胞と細胞の隙間を埋めて水分の蒸発を防ぐ「角質細胞間脂質(セラミド)」
この3つがバランスよく整っていると、保湿された美肌の状態になります。
保湿不足になる原因
3大保湿因子はさまざまな理由で減少してしまいます。肌の保湿力が低下してしまう原因をまとめました。
加齢
最も関係しているのは加齢です。加齢により肌の新陳代謝であるターンオーバーの周期が遅れて行き、3大保湿因子が作られにくくなります。
洗いすぎ・こすりすぎ
肌は水分の他、適度な油脂分も必要です。
洗いすぎることによって、必要な油脂分をも奪ってしまいます。
また、強すぎる洗顔材・クレンジング材なども肌の刺激になります。
紫外線
紫外線が肌に直接あたると、肌のバリア機能を低下させ乾燥させます。
スキンケアの注意点
スキンケアの基本は、肌を清潔にして保湿することです。
紫外線対策も重要ですし、肌を刺激しない工夫も必要です。
正しい保湿ケア
保湿機能を補うために、肌に水分を取り入れて油分で蓋をします。
また、あれこれと手をかけすぎると肌をこする回数が増えてしまいます。シンプルケアを心掛けましょう。
手を清潔にする
保湿材を塗る手が清潔でなければ意味がありません。また、手が荒れていると肌を傷つけることになるので手のケアも重要です。
手のひらで丁寧に塗る
化粧水は手のひらやコットンに取り、やさしく抑えるようにして浸透させます。
クリームなどは等間隔に置いてから、ムラなく丁寧に塗ります。手のひらで押さえて浸透させます。
化粧水とクリーム・乳液は、3分くらい間をあけることで混ざり合うことなく浸透させることができます。
入浴後5分以内に
肌が水分を十分に吸収している入浴後に塗るのが最も効果的です。入浴後なるべく早く、遅くても5分以内に塗るようにしましょう。
まとめ
セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン、これらは3大保湿成分と呼ばれていて保湿ケアにとても重要な成分です。スキンケア商品を選ぶときにはこの成分が入ったものを選びましょう。
年を取ることは止められないですが、できることはやらないとですね。保湿は重要です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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