「フランス人は10着しか服を持たない」
ちょっと前に話題になったベストセラー本です。
パリに留学したアメリカ人女性が、ホームステイ先のご家族の暮らし方に感銘を受け、その上質で洗練されたライフスタイルを紹介するという内容です。
でも本当に10着を工夫して着まわしてやっていけるのでしょうか。
Contents
フランス人は本当に10着しか服を持たないのか?
本に出てくるホームステイ先のマダムは、シャツやパンツなどベーシックな服を10着しか持たず、限られた服を工夫して着回しています。
この10着とは「季節ごとに見直しして入れ替えた10着のコアアイテム」で、上着類、ドレス類、アンダーシャツなどの下着類、もちろんアクセサリー、靴は含まれません。
なぁんだ、トータルで10着じゃないんだ。と思いましたが、上着やドレス、下着を除いて10着となっても十分少ないです。着回すといっても、10着なんだから洗濯するタイミングが計れないくらいヘビロテになるんじゃないだろうか、臭ってこないかな?と心配になります。
で、実際のところフランス人はみんな10着くらいで暮らしているのかというとそんなことはなく、人によるようです。
それはそうですよね。本のタイトルのインパクトにやられちゃいました。
洋服好きな人のクローゼットには200着以上
「1人の人間が管理できる洋服の限界量は100着」と言われているそうです。
多いと感じるか少ないと感じるかは個人差がありますね。
「洋服好き」な人は200着以上持っていると言われます。上着やドレス類も含めてです。
以前、私が勤めていた会社は制服がなく、私服で働いていました。なのでその頃は毎月服を買っていました。200着以上は持っていたと思います。女性ならほとんどの人がそうだと思いますが、いつも同じ服を着ている印象を持たれるのは嫌ですよね。今考えるとつまらないことにも感じますが。
そうやってクローゼットをパンパンにして、でも毎朝の服選びは時間がかかりました。こんなにあるのに何を着ていこうか悩んでいました。
洋服の適正な量は100着?
洋服の適正な量は100着。春夏秋冬、各25着ずつだといいます。
そんな分け方をしなくても、春夏で着れるもの・秋冬で着れるもの・春秋で着れるものといった風に、シンプルなものほど着回しがきいて長く使えるはずです。そういう意識を持ってクローゼットの整理をしたいものです。
着るもの・着ないもの ・○○もの
クローゼットの整理術として、一旦中味を全て出して「着るもの」「着ないもの」に分けるというのが一般的でTVでもよくやっています。
1.着るもの
言葉通りよく着るものです。これは悩まずに決められそうですね。クローゼットに戻してください。
オールシーズン着れるものや流行に左右されないもの、自分が気に入っているものなどになります。
2.着ないもの
1年以上着てなかったらもういらない。という説もありますが、2年でもいいし、ここは自分で判断基準を決めましょう。でも最低3年です。3年以上着ていないものはもう着ません。
「いつか着るかもしれない」「やせたら着る」はNGです。
そういうのって昔よく着ていた気に入っていた服かもしれませんよね。
そんな時に一番いい方法が着てみること。
何故かというと、鏡にうつった「昔の服を着た今の自分」は結構な確率でイタいからです。ファスナーが閉まらない状態でもいいから試してみてください。決心がつきます。
3.○○もの
それでも、高いけど頑張って買った服や宝物のような思い出がたっぷり詰まった服など「着る・着ない」にどうしても分けられないものも出てきます。
○○に入るのはそんな服。「迷うもの」です。
どうしても決められないものは無理に決めなくて大丈夫。
でもクローゼットには戻しません。専用の入れ物を作ってそこに入れて保管します。衣装ケース、箱などですね。
そして1年毎に見直すようにしてください。1年後、2年後には決心がついている可能性が高いです。
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クローゼットがスッキリ!思わぬ効果が現れる!
「着るもの」だけになったクローゼットはすっきりしていて開くのが嬉しくなります。整然としたクローゼットを見ていると、不思議と買い物欲がおさまります。
少ない服をどう着こなすか考えるようになりますし、持っている服がしっかり頭に入っているので、買い物に行っても「手持ちの服と全然合わない」とか「なんでこんなの買ったの?」とか、そんな衝動的な買い物をしなくなります。
必然的に好きな服ばかりが残っているはずです。毎日好きな服を着ているだけで気分がよくなります。
着ない服は処分を
縁あって手元に来てくれた服ですので、服にお礼を言って処分しましょう。買ったけど1度も着なかった服には「ごめんなさい」ですね。
ダメージがあるものは捨て、売れそうなものはフリマやリサイクルショップなど、自分にあったやり方で売ります。
デザインが古くて売れそうにないものなどは寄付するのもいいですね。海外に送っている団体なども調べると出てきます。
まとめ
クローゼットがすっきりしたら、ハンガーも揃えると効果が増します。
100均でもいいので、バラバラではない方が絶対に見た目が良く嬉しくなります。
完璧主義な人の方が片付けは苦手といわれますよね。
「着る」「着ない」とはっきり分けられないから、手が止まってできなくなるのを防ぐのが「迷うもの」という選択肢です。
思い入れのあるものは写真を撮って持っているというやり方もありますが、ご自分に合っている方を選んでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。