敏感肌じゃない人でも、直接肌につける化粧品の成分は気になるところです。
でも、無添加とか自然派とかオーガニックとか何が違うんでしょう?
よくわからないのでまとめてみました。

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無添加化粧品とは

無添加ってよく聞きます。すぐに思い出すのはファンケルです。
保湿成分や美容成分だけを混ぜて混ぜて混ぜまくれば添加物無しで作れるのでしょうか?

化粧品ではないですが、水分と油分でできているものとして身近なのはドレッシングです。
手作りするとき、容器に材料を入れて蓋をして振りまくると混ざりますが、時間が経つと分離します。市販のものは添加物が入っているおかげで時間が経っても混ざったままです。

そう考えると、現実的には完全な無添加は無理で、なにかしら添加物を加えないとキレイに混ざらない気がします。では無添加化粧品て、どういうことでしょう?

イメージ

合成成分などの添加物が一切入っていない。

実際

「合成界面活性剤無添加」ならば、合成界面活性剤を配合していない、
「石油系成分無添加」なら、石油系の成分は入っていませんという意味になります。

〇〇無添加と表記してあれば、〇〇は配合していません(他の成分は入っています)ということになります。

では、〇〇が付いてないものはどういうことでしょうか

単に「無添加化粧品」となっていたら「旧表示指定成分」という102種類の成分を配合してないという意味の場合が多いです。

「旧表示指定成分」というのは、アレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれのある成分として、
旧厚生省が表示を義務付けていた成分です。

今は全成分を表示することになっていて、実質的に表示指定はなくなったので「旧表示指定成分」と呼ばれています。

商品の説明を見ると何が「無添加」な化粧品なのかが判ります。

自然派化粧品とは

字を見た印象では、自然のもの、たとえば植物などから作られていて肌に優しい感じがします。

イメージ

植物性、動物性、鉱物などの天然成分で作られている。

実際

天然成分を配合した化粧品のことです。

天然の植物成分や動物成分、鉱物成分(ミネラル成分)などを原料にして作られているということになり、イメージ通りです。

でも、全て天然成分で作られているかというとそれは誤解で、天然成分のみで作られていても
半分だけ使われていてもちょっとだけでも、とにかく少しでも天然成分が配合されていれば
自然派化粧品とよばれることがあります。

天然成分はごくわずかで、あとはほぼ合成成分でも自然派化粧品になるなんて、ちょっとびっくりです。

オーガニックコスメとは

そもそもオーガニックって、無農薬で作られた作物のことをいうのかと思っていました。

実際は、一般的な基準があります。

・化学合成農薬は使わないこと
・化学肥料は使わないこと
・遺伝子組み換えではないこと
・栽培地は過去3年以上 化学合成農薬や化学肥料を使っていないこと

これらの基準を満たしているのか特定の第三者機関がチェックし認定することで、有機無農薬栽培がオーガニックと呼ばれます。

イメージ

オーガニックの植物などを原料にして作られている。

実際

日本では、化粧品でのオーガニックの明確な基準がありません。
なので、海外でナチュラルコスメの認定を受けたものが日本でオーガニックコスメといわれています。

海外でのナチュラルコスメの基準は以下の通りです。

・天然原料が95%以上であること
・植物原料の50%以上がオーガニックであること
・遺伝子組み換えの原料を使用していないこと
・化学香料を使用していないこと
・アルコールを使用していないこと

まとめ

ざっくりまとめるとこうなります。

  • 無添加化粧品は、特定の何かが無添加、あるいは旧表示指定成分が無添加な化粧品。
  • 自然派化粧品は、天然成分が少しでも入っていれば自然派化粧品。
  • オーガニックコスメは、海外で認められたナチュラルコスメ。

どれが一番いいんだろう?は決められません。商品によるし、人それぞれですね。
突き詰めるなら、しっかり成分の勉強しない限り難しいです。

合成成分だって、成分同士を結び付けたり肌への摩擦を防ぐようになめらかにしたりなどの役割があるので完全に悪者ではないです。

私はまず「無香料・無着色」を選ぶようにしています。少なくても香料や着色料は肌には不要だと思うからです。

化粧品選びの参考になりましたら幸いです。

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