様々なスイーツが登場し、流行はどんどん変わって行きます。
そんな中でもソフトクリームは変わらずシンプルで、確固たる地位を築いているように思います。
私は「ソフトクリーム嫌い」ていう人に会ったことがありません。旅先で、高速のSAで、ソフトクリーム食べる?と聞けば満場一致で「うん!!」となります。
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ソフトクリームの歴史
日本ではじめてソフトクリームが登場したのは1951年、アメリカの独立記念日に開催された神宮外苑での米軍主催の祝典だと言われています。その後にデパートや喫茶店などで販売されるようになったのですが、当時はまだ高級品だったそうです。
きっかけはそれから約20年後の1970年の大阪万博でした。そこから日本各地へと広まって浸透していきました。
ソフトクリームを食べる場所
ソフトクリームの総合メーカーである日世(株)さんが、2013年に行ったソフトクリームに関する意識調査(対象:10代から60代の男女1,000人)によると、ソフトクリームを食べる頻度は「半年に1~5回」が《50.7%》と一番高く、次が「月に1~3回」の《29.5%》でした。半数近くの人が月に1回くらいは食べていることがわかります。
直近にソフトクリームを買った場所については「遊園地・観光地・テーマパーク」が《24%》、「高速道路のサービスエリアや道の駅」が《21%》と上位2つだけで約半分になります。やはり観光地やドライブなどの旅行先で購入されています。日常ではなく特別な機会に購入されていることがわかります。
誰と食べる?
同じ調査で、誰と食べたかという質問もあるのですが、これについては以下のような結果になっています。
- いつも誰かと 《52.4%》
- 誰かとが多い 《24.2%》
- 半々くらい 《10.6%》
- ひとりが多い 《 7.0%》
- いつもひとり 《 5.7%》
8割近くの人が誰かと一緒に食べています。
食べるだけではなく買う時も、自分の分だけソフトクリームを買う人よりも、誰かの分も一緒に買う人の方が多くて7割を超えています。誰の分を買うかというと、「配偶者」が《41%》で一番多く「子供」《36%》、「彼氏彼女」《6%》、「母親」《6%》となっていて、この結果だけ見てもソフトクリームを食べる図は幸せそうだと想像できます。
参照元:日世HP https://www.nissei-com.co.jp/smile_soft/
旅先で食べたくなる理由
ソフトクリームは専用のマシンで作るのでその場に行かなければ食べられません。アイスのようにどこかで買って、持ち帰って家で食べることはできません。
その場に行かなければ得られないもの
その場に行かなければ食べられないものです。その場で、作り立てを味わえます。そこに行った人でなければ味わえない、体験できないものがソフトクリームです。
その土地の特産物でもある
各地で地域の特産物を使った様々なアレンジのソフトクリームが販売されています。まさにそれはその場でしか体験できない地域限定で「え~っ!コレをソフトクリームにしたの?」なんていう食材も、恐る恐る食べてみたらすごくおいしかったり。楽しくて特別な体験ができるです。
まとめ
こうして見てみるとソフトクリームって、親しい誰かとわざわざ出かけて行って食べる特別なもの。非日常の象徴で、幸せの象徴のように感じます。
私が観光地に行ったときに、種類がいっぱいあるジェラートよりもソフトクリームを選んでしまう理由も解りました。ジェラートなら買って帰ることもできるけど、ソフトクリームはその場ですぐに食べなきゃなんですよね。
あそこのソフトクリームはおいしかった、あそこのはイマイチだった、なんていうのもいい思い出になります。
あぁ、おいしいソフトクリームが食べたくなってきました!!
最後までお読みいただきありがとうございました。