日本音楽著作権協会(JASRAC)が、同協会が管理する楽曲が音楽教室でどのように利用されているかを把握・立証するために潜入調査を実施したと朝日新聞デジタルが報じました。
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日本音楽著作権協会(JASRAC)とは?
JASRACは、国内の作詞者、作曲者、音楽出版者などの権利者から著作権の管理委託を受ける機関であり、また海外の著作権管理団体とお互いのレパートリーを管理し合う契約も結んでいます。
問題の発端は?
2017年6月に、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、楽器の演奏や歌謡を教える音楽教室に対して、来年1月から著作権料を徴収すると正式に発表しました。
著作権法では、著作物を公衆に聞かせるために演奏する権利「演奏権」を、作詞・作曲者が占有すると定められていて、JASRACは、音楽教室が「公衆に演奏の場を提供している」として、それを著作権料徴収の根拠としています。
これに対して音楽教室側は「教室での演奏は聞かせることが目的ではないので演奏権は及ばない」と反論。支払い義務はないものとして、東京地裁に提訴していました。
この頃は、宇多田ヒカルさんなどの有名人もコメントしたりしていて話題になりました。
JASRAC正会員の一人として。私は「営利を目的とする場」での演奏であるなら、当然楽曲の著作権使用料は払うべきものだと思う。だけど、音楽教室で「練習のために」弾いたり歌ったりするものから、使用料をもらいたいと思ったことなどない。https://t.co/ituJlOo0yY
— 及川眠子『誰かが私をきらいでも』発売中 (@oikawaneko) 2017年2月2日
もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな。https://t.co/34ocEwCj8K
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2017年2月4日
今回の報道
日本音楽著作権協会(JASRAC)が、ヤマハ音楽振興会が運営する音楽教室に、職員を約2年間通わせて“潜入調査”していたと、朝日新聞デジタルが7月7日付で報じた。JASRACは音楽教室から著作権料を徴収する方針を打ち出しているが、ヤマハなど音楽教室側は2017年に、JASRACに徴収権限はないとして東京地裁に提訴していた。JASRACは、潜入調査した職員の供述を裁判の証拠資料にする考えという。
この報道を受け、ネット上では「(ヤマハの)講師が気の毒」といった声が上がるなど物議を醸している。ITmedia NEWSの取材に対し、JASRACは「調査自体は違法ではないという認識だ」と回答した。
朝日新聞デジタルの報道によれば、JASRACは、同協会が管理する楽曲が音楽教室でどのように利用されているかを把握・立証するために潜入調査を実施。職員が「主婦」を名乗って教室に入会し、約2年間にわたり数回のレッスンを受けた他、成果を披露する発表会にも参加したという。7月9日に行われる証人尋問では、この職員が証人として出廷する予定だ。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/08/news094.html
ネットでは批判の声があがっています。
- 違法かどうかはジャスラックが決めることじゃない
- こいつら普及の邪魔ばかりしてるじゃないか
- JASRACって頭おかしいの
- むしろ倫理的に罰せられろとすら思う所業
- こんなに自分らのイメージ落として何がしたいのか
- スパイ送り込むとは。。
- 音楽への冒涜だろ
- どう言う生まれ育ちをしたらこう言うことをやる発想が出てくるんだろう
まとめ
主婦と名乗らせて潜入捜査って、ちょっとびっくりしました。
ネットでも書いてありましたが、2年も通えば上達もするし、先生や教室の職員とも仲良くなったりしてると思います。どんな気持ちで通っていたんだろう。。。
他にやり方はなかったんでしょうか。